「第25回参議院議員通常選挙」が公示されました

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第25回参議院選挙

「7月4日」「第25回参議院議員通常選挙」が公示されました。

「7月21日」に投開票が行われます。

宗像市内にも、様々な場所に候補者の看板が設置されています。

「7月28日」に半数の議員が任期満了を迎えるための改選選挙です。

この「参議院」ですが、「解散が無い」「任期6年で3年ごとに半数を改選」なんてことは知ってても、選挙区などについては、知っているようで知らないことが多いので、ちょっと確認を含めて話題にしてみました。

まずは、参議院の定数から。

現在の選挙前の定数は「242」です。(2004年以降)

「146議席」が選挙区での直接選挙、残りの「96議席」が比例代表選挙で選出されます。

その半数にあたる、選挙区の「73議席」と、比例代表の「48議席」が、3年に1回改選されています。

比例代表選挙

比例代表選挙については、政党の獲得票に応じて議席数が決まるというシステムです。

今回の選挙では、13の政党、政治団体が届出を出しています。

届け出順に、、、

 日本共産党(にほんきょうさんとう)
 自由民主党(じゆうみんしゅとう)
 オリーブの木(おりーぶのき)
 社会民主党(しゃかいみんしゅとう)
 公明党(こうめいとう)
 国民民主党(こくみんみんしゅとう)
 日本維新の会(にっぽんいしんのかい)
 幸福実現党(こうふくじつげんとう)
 立憲民主党(りっけんみんしゅとう)
 労働の解放をめざす労働者党(ろうどうのかいほうをめざすろうどうしゃとう)
 NHKから国民を守る党(えぬえいちけいからこくみんをまもるとう)
 安楽死制度を考える会(あんらくしせいどをかんがえるかい)
 れいわ新選組(れいわしんせんぐみ)

よく耳にする名前から、聞いたことも無いような団体まで様々です。

選挙区

次に選挙区ですが、、、、

都道府県ごとに人口の割合によって、人数が割り振られています。

人口の多い東京都が12人、次いで、神奈川県や大阪府が8人、、、というような感じです。

人口の少ない地域では、鳥取県・島根県の2県で2人というような選挙区もあります。

詳細は以下の通り(前回の2016年の選挙時の割り当て)


 12人区(1)

東京都

 8人区(3)

神奈川県、愛知県、大阪府

 6人区(5)

北海道、埼玉県、千葉県、兵庫県、福岡県

 4人区(4)

茨城県、静岡県、広島県、京都府

 2人区(30)

青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、三重県、滋賀県、奈良県、和歌山県、岡山県、山口県、香川県、愛媛県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 2県で2人区(2)

鳥取県・島根県
徳島県・高知県


福岡県は6人が割り振られています。

衆議院では、割り当て数を中選挙区「福岡1区」、「福岡2区」のように分けるのですが、参議院では半数ごとの改選になるため、都道府県単位の大きな選挙区となります。

福岡県の場合だと、6人の半数3人が今回の選挙で改選されますが、県全体を選挙区とした選挙となり、上位3名が当選します。

定数の増加

選挙区、比例代表での選挙を行い、半数が改選されるのですが、、、

今回の選挙では、「参議院」の改選定数が「3」増えることになりました。

かねてから選挙区ごとの1票の格差は問題になっており、それを改善するための定数の変更です。

昨年、1票の格差改善のために、参議院全体で議席を6追加することが決定されました。

その内訳は、、、

埼玉県を「4人区→6人区」へと変更、比例代表の定数を4増加、合わせて6の増加です。

増加する6議席は、今回の選挙で半分の3議席を選出、さらに3年後の選挙で、残りの3議席の選出を行います。

そのため、前回の選挙では選挙区の「73議席」と、比例代表の「48議席」の改選でしたが、今回の選挙からは、選挙区の「74議席」と、比例代表の「50議席」の改選が行われます。

改善後の定数は、現在の「242→245」、さらに3年後の選挙時に3議席増え、最終的に「248」となります。

特定枠制度

今回の選挙から、定数の増加に合わせて、比例代表では、「特定枠」という制度が導入されます。

これは何か?? というと、、、

前回までの比例代表選挙では、政党が議席を獲得した場合、その議席は、獲得票数の多い候補から順番に割り振られていました。(非拘束名簿式)

ところが今回からは、「特定枠」ということで、優先的に当選させる候補者を指定できるようになりました。

「特定枠」に指定された候補者は、選挙運動を行うことはできないという制限は設けられましたが、確実に当選者を出すことの出来る政党では、当選させたい人を優先的に選ぶことができるという側面もあり、民意を反映できないのではないか、、、という批判もあります。(特定枠の指定人数については制限は設けられていません。)

福岡県の選挙区の立候補者

福岡県は、「6人区」の選挙区ですので、今回の選挙で半数の「3人」の議員の改選が行われます。

候補者は9名。届け出順に、、、

 春田くみこ(はるたくみこ):国民民主党:52歳
 川口尚宏(かわぐちなおひろ):NHKから国民を守る党:50歳
 かわの祥子(かわのしょうこ):日本共産党:39歳
 浜武しんいち(はまたけしんいち):オリーブの木:54歳
 しもの六太(しものろくた):公明党:55歳
 本藤昭子(ほんどうあきこ):安楽死制度を考える会:77歳
 野田くによし(のだくによし):立憲民主党:61歳
 江夏まさとし(えなつまさとし):幸福実現党:51歳
 松山まさじ(まつやままさじ):自由民主党:60歳

「7月25日」に投開票が行われ、3名が選出されます。

福岡県では、改選数が3ですので、与党、野党問わず、候補者が乱立していますが、改選数1の地域では、野党が選挙協力をし候補者を1人に絞るという構図も展開されます。

また、比例代表では、得票数を集めることを目的に、タレントやスポーツ選手などの著名人を候補者として擁立することも頻繁に行われています。

今回の選挙では、主な新人の著名人として、以下の方が立候補しています。

 山本左近:元F1レーサー:自由民主党
 市井紗耶香:元モーニング娘。:立憲民主党
 須藤元気:格闘家:立憲民主党

前回、2016年に行われた「第24回参議院議員通常選挙」は、選挙権が18歳に下げられた初の国政選挙として注目されましたが、投票率は、選挙区が「54・70%」、比例代表は「54・69%」でした。

今回の選挙はどうなるかも注目です。

ちなみに、「7月6日」の夕方に確認した掲示板。

2、4、6の候補者のポスターがまだ貼ってありませんでした。

届出順で確認すると、以下の3名です。

:NHKから国民を守る党:川口尚宏候補
:オリーブの木:浜武しんいち候補
:安楽死制度を考える会:本藤昭子候補

どの党も現在議席を有していないため、スタッフやボランティアなどの手が足りてないのかな??

まぁ、それはいいとして、福岡県全体で9候補者ですので、選挙期間中に宗像市内で選挙カーを見る機会も少ないと思います。

よっぽど強固な基盤でもなければ、宗像市よりは、福岡市近郊や小倉近郊などで活動をした方が良いですからね。

政治的な信条などは別にして、選挙制度について少し知ると、選挙速報を見るのもわずかながら楽しくなるかもしれません。

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